・タイルの色々
床は最初からタイルを貼ろうと決めていた。テラコッタは柔らかさがあり、水に弱いものの、時間がたつほど風合いが増してくる。磁器タイルはセラミックなので、水をはじき、衝撃にも強い。
どちらにするかかなり迷ったのだけど、磁器タイルがセール中だったこともあり、こちらで決めることにした。使用感はやはり機能的。
・デザインを決めよう
デザインは市松模様にしようと、2色使いにした。ほんとは斜めに貼ったりと、色々凝ろうと思ったのだが、カットの難しさがあり、断念。普通に貼っていくことにした。
材料:ツール
石器質タイル:12平米分
http://www.sanwacompany.co.jp/index.html
(タイルはコチラで購入しました。)
タイル用セメント:40キロ分
目地セメント:20キロ分
ゴム手袋
バール
セメントを混ぜる容器 ・タイルカットの問題・・・
縦のラインは奇跡的に寸法ぴったりだったのだが、横が合わず・・・。市販の磁器タイルカッターで切れるはずもなく、途方にくれていました。・・・ホームセンターで工具のレンタルをしているので、借りようと思ってたらタイルカッターはおいてないとのこと。
丁度このころ電気配線の工事を工務店さんにお願いしていて、タイルもついでに切ってもらった。
自分達でやるとこのへんがネックです。大工さんに聞くと床タイルを切る大型カッターはタイル専門店にあるかないか、だそうです。角まできっちり切ってくれました。感謝。
ついでにやっかいな廃材もお願いして持っていってもらった。もちろん廃材撤去費も見積もりに入っていたのだが・・・。
・床を剥がしても大丈夫?
畳を上げる所から。この青い紙は防虫紙。この下はコンクリートだった。床を剥がす場合は配管等が通っている場合もあるので、よく調べてから解体しよう。
・床のレベルを合わせよう。
また、我が家はコンクリートにフローリングや畳を直張りしている構造なので、うまい具合にリビングと和室の間に段差が出来なかったた。根太工法の場合は高さを調節しなければならない場合もある。
・下地調整を行う
下地がわりとなめらかなコンクリートだったので、この上からタイルを貼っていく。下地がなめらかで無い場合はセメント等を用いて下地調整をしなければならない場合もある。
そんな手間がかからず好調なスタートを切れた。
一番苦労したのが実は敷居をとるのと板の間を取ることだった。和室は頑丈に作られていたので、敷居はなかなか外れない。バールで引っ張ってみるとかなりがくがくだったので、これは簡単に外れると目論んでいたのだが、一筋縄ではいかなかった!!押入の構造材と、壁の構造体に何本もの太い釘が打ち込まれていて、バールで取り外すのは無理だった。
結局のこぎりで何カ所か切りながら作業。3つほどに分けて、外していった。ここでうまい具合にリビングと和室の段差がなくなった。
板の間も苦戦するだろう、と思っていたが、バールで下から持ち上げると、めりめりと簡単に剥がれた。これも撤去。
・セメントの種類
白セメントを使用。通常は大型タイル用接着モルタルを使うのが望ましい。我が家は白セメントで目地埋めも施工してしまったが、今のところ問題はない。強度はタイル用のモルタルの方がお勧めである。
・水の分量は・・・
水でとくだけの簡単作業。水の分量は袋に書いてあるので参考にしよう。ちょっと柔らかめに溶いた。
・装備に気を付けよう
漆喰と同じく強力なアルカリ性なので、なるべく完全装備が望ましい。私は短パンをはいていたので、膝が擦り傷みたいになってしばらく痛かった。肌についたらぬるま湯で洗い流そう。
セメントをは漆喰と違って、繊維質が入っていないので、扱いやすい。
・タイルの貼り方
タイルの割付、デザインを考え、墨付け(真っ直ぐに貼るためにラインを書く道具がある)
コンクリート面を水で濡らし、厚めに白セメントを塗る。(ちょっとゆるめが良い)
乾かないうちに水に濡らしたタイルをそっとおいていく。
目地幅は1センチくらいが目安。
曲がらないように敷き詰めていく。濡らしてはセメントを敷き、の繰り返し。中腰での作業は結構腰に来ました。笑
作業は二人で行いましたが、目地詰めは私一人で行うことに。やはり一人で作業するのは結構大変・・・。
・目地詰めのポイント
目地はさらにとろりとするくらいにといて、ゴム手袋はめて、埋めるというより、入り込んで行くように上から擦り込んでいきました。このときあまり水分が多いと目地割れを起こすそうです。
目地を詰め終えたらはみ出た目地を削る作業。一筋できたら、はみ出た目地を拭いたほうが良い。セメントは結構早く固まるので、固まる前に拭いてしまおう。私はスポンジを濡らして拭っていった。
全部張り終えると待っているのは掃除!これがまた大変で、タイルを何度拭いても、白くなってしまう。
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