玄関前の廊下には少しのくぼみが・・・ |

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コンパネと廃材でニッチの枠作り |

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After 出来上がり |

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ヨーロッパの石作りの家の厚い壁には、ところどころにニッチがあります。 ニッチの存在によって壁の厚みが強調され、 厚い堅牢な壁に守られている安心感に包まれます。
ニッチには小さな絵がかかっていたり、置物がさりげなく飾ってあったりして・・・。 そこに小さなライトの光が当たっていたりするのを見るに付け、あんな場所が我が家にもほしいと考えていました。
ということで、玄関に作ることにしたのです。 ニッチにはアールヌーボー風?のランプをかざることにしました。
1: 材料を決める
使わなくなった古い本棚がありました。 この両側面の板と、横板の一部を再利用することにしました。風合いのない合板ですが、厚みがありかなりの重量もささえられそうなこと、そして表面は漆喰で塗り固めるので考慮する必要がないため、これにしました。
そのほかに必要な木材は、コンパネを切って使います。
2: 枠組み作り
天井から床まですべてが覆われていないとおかしいので、縦に設置する板は、床と天井の間のサイズぴったりにします。
ニッチの上下左右は、かなりの厚みがないとかっこうわるくなります。 そこで、横板二枚ずつを少し間隔をあけて渡していきます。 縦方向にも、サイドの板に合わせて内側にコンパネで板を立てます。
あらかじめニッチの部分の穴をあけたコンパネで前面を覆います。
これで、厚みのある壁を演出するわけです。
前面とニッチの内側を、できるだけ厚く漆喰で塗っていきます。 この作業も手で行いました。 漆喰は強アルカリなので、皮膚に付くとかぶれます。 私は、二重にゴム手袋をしました。 肘の上までくるゴム手袋があるので、そういったものを使うことをお奨めします。
ニッチの内側は、コーナーが丸みを帯びるように、たっぷりの漆喰で丸く丸く仕上げていきます。
前面は、自然な感じに、できるだけ凹凸をつけました。
こうすると、間接照明できれいな陰影がみられるのです。
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04: 玄関にも本棚を・・・。 |

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本や雑誌は日々増え続けていきます。 というわけで、我が家での収納の問題は本をどうするかです。
コンテナーやダンボールに詰めてしまっては、二度とどこにあるのかが分からなくなってしまいます。 本好きの私たちは、いつでも好きな本にアクセスできる状態でいたいのです。 狭いマンションの中、小さな場所を見つけては、本棚にしてきました。
玄関も例外ではありません。 ニッチの横のスペースに洋書と海外のインテリア雑誌用の本棚をつくりました。
A4の厚い本を載せてもたわんだりしないように、厚い板(38mm)で横板を作ります。 ホームセンターで長い米松をカットしてもらったので、低予算でできました。 ウォルナット色のオイルステインを塗って、ちょっと重厚な雰囲気を出してみました。 漆喰の白とあっていると思います。
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05: ドアをペンキで塗って。 |
01のところの一番上の写真で紹介したように、引っ越してきたときの我が家のドアは、面白みのない無機質な色でした。 そこで、クラシックなイメージのあるクリーム色のペンキを塗り雰囲気をかえました。 少々むらになってしまいましたが、あまりきにしていません。 細部の仕上げよりも、全体のイメージを重視したいと思います。
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