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Rhapsody あなたの部屋に伝統の薪ストーブを! |
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薪ストーブへの憧れ ![]() その4年間を忘れることはできません。この体験はそれまでの私たちの住まい、そして居心地の良さに対する感覚を根本的に変えてしまいました。 その家には、イングルヌックと呼ばれる幅2メートル以上奥行きも1メートル以上の大きな暖炉が二つもありました。この家は一階が3部屋に分かれていて、昔は3軒の長屋だったのだそうです。つまりこの大きな暖炉のある部屋は、その家のキッチン兼食堂兼居間であり、一家全員が集まって煮炊きして食事を共にして、そして寄り添うように住まっていた場所だったようなのです。 この家は私たち夫婦が住む前には、オーストラリア人が住んでいて、その前にはおばあさんが一人で住んでいたそうです・・・。 そしてその前は、、、 この藁葺き屋根の農家、アイビーロッジは築後350年とのことでした。この長い時間の流れの中でこの家に何人の人が生まれ、暮らし、そしてこの世を去っていったのでしょう。たまに近くのガソリンスタンドで売っている薪を買ってきて暖炉に火をおこし炎の揺らめいているさまを見ながら、ぼんやりとそんなことを考えたりもしました。 それから、十年近い月日が経ち、私たちは日本に帰ってきて大阪の淀川べりにあるマンションの14階に住んでいます。 イギリスでの田舎屋暮らしの居心地のよさが忘れられず、DIYリフォームでアイビーッジの暖炉を再現してみました。 マンションの14階では暖炉で薪を焚くことは出来ません。写真や、古民家に関する本を参考にして考証を詰めた暖炉もそんなヨーロッパの居心地ライフを偲ぶだけの造形でした。 しかし、あきらめる事はなかったのです。 ある秋の日に我が家に電気薪ストーブの「ラプソディ」がやって来ました。 ⇒続きを読む |
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