リビング改造前の様子。和室2室とリビングダイニング |
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ノコギリで壁への入刀。後は前進あるのみ! |
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作業中は部屋は廃材であふれる。 |
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部屋の段差をコンパネと畳で調整。 |
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現在の状態、暖炉と反対側です。 |
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購入した中古マンションは、よくありがちな間取りでした。四畳半と六畳の和室に、リビングダイニングがつながっているというものです。この3室をつなげて、広いリビングルームにしようと計画しました。
1: どのような構造になっているのか調べる。
部屋の間仕切りの壁が石膏ボードなどによる単なる間仕切りなのか、コンクリートの構造物なのか? マンションの中の仕切りはほとんど、石膏ボードなどによる仕切りなので、取り除いても構造上まったく問題はありません。
(一戸建ての家の場合は、建物を支えている壁の場合もあるので、専門家に相談をすることをお奨めします。)
我が家の場合は思ったとおり中空の石膏ボードによって部屋の壁ができていました。
問題は和室とリビングの床の高さがかなり違うこと。これをどうやって解消するかです。畳を上げるとその下にさらに発泡ウレタンのようなものがあり、その下がコンクリートでした。
2: 出来上がりのイメージ図を描く
どこに何を作るのか、どんな仕上げにするのか、家具の配置はどうするのか?をイメージします。 実際の部屋の広さや天井の高さ、家具のサイズなどを正確に測り、縮尺を考えながら図を描いていくと、なにができるのか、なにができないのかが見えてきます。 パースが描ける方は完成予想図を描いてみると、やる気が出てきます。
3: 壁の撤去
作業する部屋の家具を移動させた後、作業開始! 先端のとがったノコギリを壁に突き刺すと、あっけなく貫通。
壁の中には30〜40cmくらいの間隔で木組みがあるので、それも取り除く。 襖の上部の壁は、この木組みの間隔が狭く、また太い木材が使われていたため、一本一本ノコギリで切りながら取り除きました。
壁の中に電気の配線がある場合は、傷つけないように注意して残しておき、、新しい間取りが決まったらプロの方に処理してもらうとよいでしょう。
4: 廃材の撤去
たとえ一部屋のリフォームでもかなりの廃材が出ます。
廃材をきちんと処理することは最低限のマナーです。マンションの場合は管理人さんに相談するとよいでしょう。普通は専門の業者にお願いするか、直接処分場に持ち込むことになります。 少量なら小さくまとめて、少しずつ燃えないごみとして出せるかもしれません。
我が家の場合は、たまたま他の部屋でリフォームをしている業者さんに出会ったので、相談したところ、安価で引き取ってもらえました。
5: 床の高さをそろえる
和室の床面はリビングに比べてかなり高くなっていました。部屋を一続きにするためには、この段差を解消しなくてはなりません。 ためしに畳を移動してリビングに敷き詰めるとだいぶ段差が減ってきました。 それでもまだある凸凹はコンパネを敷くことによって調節しました。
最初の計画では、コンパネの間に隙間を作り、オーディオやOA機器の配線を通してOAフロアにする予定でした。
この計画は途中で断念。 将来いつの日か実行するつもりです。
床面の高さの調整が終わったら、カーペットを敷き詰めて終了です。 暖炉の周辺は、畳を切り込んでレンガを埋めましたが、そのプロセスは暖炉のところをご覧ください。
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